簿記でよく使う略語(勘定科目の省略パターン)まとめ

簿記でよく使う略語(勘定科目の省略パターン)まとめ
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簿記試験、税理士試験、公認会計士試験などで簿記の計算問題を時間内に解くためには計算過程のメモをいかに早く、効率的に書けるかがポイントになります。

簿記の勘定科目は漢字を多用したものが多いので、そのままの名称で書くとかなりの時間を使ってしまいます。

そこで、計算メモには自分なりに省略した略語で書くことをおすすめします。

勘定科目の略語に決まりはありません。自分なりに使いやすく、覚えやすいものを使うといいでしょう。慣れるまでは時間がかかりますが、一度覚えてしまうとこれほど便利なものはありません。

私がよく使っている勘定科目の省略パターンをご紹介します。

 

勘定科目省略パターン備考
現金GGenkinのG(ジー)です。
現金預金GY  
当座預金TY  
普通預金FY 
定期預金 
売掛金UK  
買掛金 KK  
受取手形UT 
支払手形ST  
破産更生債権 
貸倒引当金KDH 
貸倒引当金繰入KDHQ繰入・繰越は「Q」で表記します。
よく使う「K」としないことで、区別がつきやすいようにしています。
売上U 
売上高UD 
仕入S 
商品SH 
繰越商品QS 
棚卸減耗費・棚卸減耗損TG 
商品評価損SHS 
役務収益役収 
役務原価役原 
のれん 
建物 
機械装置 
車両 
備品B 
土地 
建設仮勘定建仮 
減価償却費減価償却は「減る」というイメージから下向きの矢印「↓」で表記します。
減価償却累計額↓R 
機械装置減価償却費キ↓ 
機械装置減価償却累計額キ↓R 
建物減価償却費タ↓ 
建物減価償却累計額タ↓R 
車両減価償却費車↓ 
車両減価償却累計額車↓R 
備品減価償却費ビ↓ 
備品減価償却累計額ビ↓R 
ソフトウェア 
ソフトウェア償却ソ↓ 
リース資産リし 
リース債務リさ 
長期リース債務Lリさ長期は「L(Long)」と表記します。
リース資産減価償却費リ↓ 
リース資産減価償却累計額リ↓R 
貸付金 
借入金 
短期借入金S借短期は「S(Short)と表記します。
長期借入金L借長期は「L(Long)」と表記します。
受取利息UR 
支払利息SR 
前渡金前WK 
前払費用前BH 
長期前払費用L前BH長期は「L(Long)」と表記します。
前払保険料前B保 
前受金前UK 
前受収益前US 
仮払金仮B 
仮払消費税等仮B消 
未収入金未SK 
未収収益未SS 
未払金未BK 
未払費用未BH 
繰延税金資産KZS 
繰延税金負債KZF 
法人税、住民税および事業税 
仮払法人税等仮法 
未払法人税等未法 
法人税等調整額HCよく使うので「法調」ではなく「HC」としています。
材料 
労務費 
製造間接費 
資本金純資産項目はひらがなを使うようにしています。「S」とすると仕入の「S」と区別がつかなくなります。
資本剰余金しじ 
資本準備金しじゅ 
その他資本剰余金そしじ 
利益剰余金りじ 
利益準備金りじゅ 
繰越利益剰余金Qりじ 
任意積立金 
有価証券Y 
有価証券利息YR 
投資有価証券TY  
関係会社株式関・関係 
関連会社株式関・関連 
売買目的有価証券BY 
満期保有目的債券MS 
子会社株式 
投資有価証券売却損益TYBSE 
投資有価証券売却益TYBE 
投資有価証券売却損TYBS 
投資有価証券評価損TYひS 
売買目的有価証券運用損益BY運SE 
売買目的有価証券運用益BY運E 
売買目的有価証券運用損BY運S 
売買目的有価証券売却損益BY売SE 
売買目的有価証券売却益BY売E 
売買目的有価証券売却損BY売S 
関係会社株式評価損関ひS 
子会社株式評価損子ひS 
その他有価証券OYその他は「O(Other)」と表記します。
その他有価証券評価差額金OYひさ 
その他有価証券評価損OYHS 
その他有価証券評価損益OYHSE 
受取配当金UH 
社債 
社債利息社利 
退職給付費用退H 
退職給付引当金退HK 
勤務費用 
利息費用退職給付会計は独立してメモすることが多いので「利」だけでも他の勘定科目と混同することがありません。
長期運用収益 
甲事業部 
乙事業部 
減損損失減損 
貯蔵品 
販売費 
一般管理費 
営業外費用営GH 
営業外収益営GE 
特別利益特R 
特別損失特S 
貸借対照表B/SBalance Sheet
損益計算書P/LProfit & Loss Statement
キャッシュ・フロー計算書C/FCash Flow Statement

勘定科目の省略パターンを決めるポイントは2つです。

  • できるだけ短く、覚えやすいこと
  • 他の勘定科目との区別がつくこと

「できるだけ短く、覚えやすいこと」というのが勘定科目を省略する一番の目的です。

例えば現金なら「G」「C」「ゲ」「げ」「現」などと省略するのが一般的ですが、私は勘定科目をローマ字表記した頭文字のアルフェベット「G」を好んで使います。

アルファベットはカタカナやひらがな、漢字と比べて一番早く書くことができます。また、英語の「Cash(キャッシュ)」の「C(シー)」を使うよりも、日本語をローマ字表記した「Genkin(現金)」の「G(ジー)」を使うほうが、パット見たときに何の勘定科目か分かりやすいという利点があります。

そのため、私はよく使う略語は、勘定科目をローマ字表記した頭文字を使うようにしています。

また、「勘定科目の区別がつくこと」という点に注意します。

例えば、「仕入」と「資本」はどちらも「S」と略すことができますが、これでは区別がつきません。そこで、使用頻度がより高い「仕入」は「S」とし、「資本」は「し」としています。また、純資産項目は基本的にひらがなを使うようにするなど、一定のルールを設けることで区別がつきやすいようにしています。例えば、 「資本剰余金」は「しじ」、「利益剰余金」は「りじ」としています。

これらのポイントを抑えて自分なりに使いやすい省略パターンを作っておくと便利です。

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