せっかく働くならやりがいのあることを仕事にしたいですよね。その仕事があなたにとってやりがいがあるのかどうか、4つの質問に答えるだけで分かります。
大事なのは、他人がどう思うかといった客観的な答えではなく、あなた自身がどう思うのかという主観的な答えです。なぜならどんな仕事に「やりがい」を感じるかは一人ひとり違って、とても主観的なものだからです。あなた自身の心に正直に答えてください。
質問1. 好きですか?
<回答>
大好き 3点
好き 2点
普通 1点
嫌い -2点
大嫌い -3点
質問2. 得意ですか?
<回答>
とても得意 3点
得意 2点
普通 1点
苦手 -2点
とても苦手 -3点
質問3. 誰かの役に立ちますか?
<回答>
とても役に立つ 3点
役に立つ 2点
普通 1点
あまり役に立たない -2点
まったく役に立たない -3点
質問4. 稼げますか?
<回答>
とても稼げる 3点
稼げる 2点
普通 1点
あまり稼げない -2点
まったく稼げない -3点
結果
7点以上 その仕事はあなたにとって天職です。
4点~6点 その仕事はあなたにとってやりがいのある仕事です。
3点以下 その仕事はあなたにとってあまりやりがいのない仕事です。
好きなことはいいことだけれど、それだけだと足りない
好きなことを仕事にできたら幸せですよね。好きなことなら長く続けられるし、辛いことがあっても乗り越えることができます。仕事に情熱を注ぐことができれば、他の人よりも大きな成果を出すことができます。
でも、いくら好きでも、それだけでは仕事としては上手くいかないかもしれません。どんなに絵が好きでも、あまり得意じゃないのならばイラストレーターを仕事にするのは難しいでしょう。活躍することは難しく、稼ぐことは困難でしょう。他のことを仕事にして絵は趣味で描いている方が幸せかもしれません。
好きかどうかはとても大切な要素ですが、それだけで仕事を決めないようにしましょう。
得意なだけではつまらない
いくら得意でも、それだけで仕事を決めるとつまらない人生が待っています。いくらコンピューターが得意だからといって、まったく好きでもないのにプログラミングを仕事にしていては、やりがいを感じられず、退屈な日々を過ごすことになります。
得意かどうかは仕事が上手くいくかどうか、その仕事で他の人と競えるかどうかを決める重要な要素ですが、得意かどうかだけで仕事を決めないようにしましょう。
誰かの役に立つことはやりがいに直結する
誰かの役に立つことはやりがいに直結します。人は、誰かの役に立つことで幸せを感じられる、そういう社会的な生き物だからです。この感情に理屈はありません。
世の中には直接人に感謝される仕事と、直接感謝される機会は少ないけれども裏方として誰かの役に立っている仕事があります。
その仕事が誰かの役に立っているかどうかは、あなたの感じ方次第です。実際に、それが仕事として存在している以上、誰の役にも立たない仕事など存在しません。
嫌厭されがちなトイレ掃除やゴミ収集の仕事はトイレや街を綺麗にすることで、そこで暮らす人達が快適に過ごせるようになる、とても大切な仕事です。このことにやりがいを感じられるかどうかはあなた次第です。
芸術の仕事は誰かの心を豊かにします。スポーツは見る人に感動を与えます。
どんな仕事でも、それが仕事として存在する以上、誰かの役に立っているのです。あとは、あなたがその仕事がどれだけ誰かの役に立っていると感じられるか、あなた次第です。
稼げるかはすべてじゃないけれど大事な要素
最後に、稼げるのかどうかもとても大切な要素です。たとえ他の要素が全部普通でも、その仕事で稼げるのならば、それだけでも一定のやりがいを感じられるものです。仕事で稼いで、プライベートの時間で思いっきり好きなことや趣味を楽しむというのもの素敵な生き方です。
特に好きなことを仕事にしようとしている人は、その仕事で稼げるのかどうか、食べていけるのか、生活していけるのかについても一度考えてみましょう。
もちろん、いくら稼げると言っても、その仕事が嫌いだったり、誰かの役に立っているとは思えない、そんな仕事ではやりがいを感じられず、長続きはしないでしょう。
大切なのは4つの要素のバランス
大切なのは、好きなこと、得意なこと、誰かの役に立つこと、稼げること、この4つのバランスが取れていることです。
バランスの取り方は人それぞれです。
例えば、あまり稼げないけれども(-2点)、大好きで(3点)、とても得意で(3点)とても人の役に立っている(3点)と思える仕事(合計7点)なら、それはあなたにとって天職になるでしょう。
普通に好きで(1点)、とくに得意じゃないけれども普通にできて(1点)、普通に人の役に立っている程度には感じられて(1点)、普通に稼げる(1点)なら、その仕事(合計4点)は、一見平凡ですが、それなりにやりがいを感じながら取り組むことができるでしょう。
最終的にその仕事にやりがいを感じられるかどうかはあなた次第ですが、仕事で迷っているなら、一度、ここで紹介した4つの要素に当てはめて考えみてはいかがでしょうか。