WordPressで運用しているサイトのサーバー移転手順のメモです。
移転先は共用サーバーで、サーバー管理ソフトはcPanelでした。
私は管理画面にベーシック認証をかけているのですが、移転先は.htaccessのベーシック認証がドキュメントルートでしか使えないという仕様でしたので、ベーシック認証は諦めて、代わりにログイン画面のセキュリティ強化プラグインSiteGuradを入れました。同じような機能のプラグインにCerber Security & Limit Login Attemptsもありますが、SiteGuradは管理画面が日本語で、設定もシンプルで使いやすいです。
セキュリティ強化プラグインとしては、他にWordfenceも使っています。
WordPressのサーバー移転手順
- 新サーバーの契約
- 新サーバーにドメインを登録
- 新サーバーのSSL設定
- 旧サーバーからDBをエクスポート(バックアップ用に保存)
- 旧サーバーからサイトデータをダウンロード(バックアップ用に保存)
- 新サーバーのDB作成
- 新サーバーにDBをインポート(共用サーバーでphpMyAdminの容量制限に引っかかる場合はBigDumpを使用)
- 新サーバーにサイトデータをアップロード
- アップロードしたファイルのパーミッション変更(wp-config.phpは600、.htaccessは604)
- wp-config.phpのDB接続情報書き換え
- .htaccessの修正(ベーシック認証のパスワード参照ファイルの場所など)
- 動作確認(hostsを書き換えて)
- ベーシック認証(使えない場合はSiteGuradなどでセキュリティ強化)
- WP-DBManager(DBのバックアップ)を使用している場合は、プラグインの管理画面からバックアップフォルダへのパスを変更する
- WAF
- EWWW
- modpagespeed(使用できない場合は、cPanelのOptimize Websiteからcompressを有効化)
- 新サーバーからDBを手動バックアップ
- ネームサーバーの変更(Cloudflareを使用している場合はCloudflareのDNS設定でDNS設定でサーバーIPを変更)
- 動作確認(ネームサーバー浸透後)
- hostsを元に戻してネームサーバー切り替え確認
- SSL証明書(CoreSSLなど)用のメールアドレスを使用している場合は、[email protected] を作成する(受信テストもする)
※日常的に利用しているメールアドレスに転送設定しておく - DB自動バックアップの確認(WP-DBManager)
- Dropboxバックアップの確認(BackWPup)(週末もある場合はそれも。cPanelからデータ転送量も確認)
- .htaccessのスマホ更新即時反映の必要性確認
<IfModule mod_headers.c> <FilesMatch ".php$"> Header set Cache-Control "no-store" </FilesMatch> </IfModule>
- 予約投稿の動作確認(サーバー日時との時差注意)
- サーバー負荷確認(転送量、メモリ、CPU)